今日も酒を飲んだ。
今日もとってもしこたま酒を飲んだ。
「ただいま〜…って!誰もいないんだった!」
って1人でボケとツッコミを絶妙にクソッタレなタイミングで叩き込んでそのまま玄関に倒れ込む。
靴はどこでなくしたか覚えていないが、どうやら片足だけ無くしたらしい。
右足だけがシベリアくらい寒い。
どのぐらい寒いかと言うとシベリアくらい寒い。
時刻は朝の4時過ぎ。
新聞配達のスーパーカブが走り回っている。
近所のじいちゃんが愛犬の柴犬の散歩に明け暮れる時間だ。
「ただいま◯こ〜!んだおら!コロスゾ!」
誰もいない家にこだまするどうしようもない捨て台詞。
「んだおら!コロスゾ!ダッシャシャシャシャw」
「殺してくれ〜www」
いつまでこんな生活が続くのだろう、いや違う、いつまでこんな生活を続けるのだろう。
もらったばかりの給料袋をもらったその日に落とした。バカだからな。
いくらも入っちゃいないが、ライブをするのにも金がかかる。
ノルマを取られる生活から抜け出せたとは言え、移動費、接待費、物販費、それはもう内蔵いくつ売っても足りないくらいのお金が出かけたっきり帰ってきやしないのだ。
フェイダウェイ〜。
金を借りながら生活する中でたどり着いた一つの答え。
「あー、もう死ぬしかねえじゃん!」
バカが馬鹿みたいにデカい声で独り言を漏らしてみるが、もちろんレスポンスは帰ってこない。(帰ってきたら逆に怖くね?実家に1人の子供部屋おじさんなのに)
あーあ、せっかく下向いて歩くクセが付いてきたところなのに。
金でも落ちてねえかな。
神様も仏様もいるんならちょっと降りてこいよ。
ゲンコツ1発くれてやる!
そのままオレを荒涼のクソッタレの高崎市の街中で藻屑とかしてくれないか。
明日の朝は後悔するだろう。
後悔を航海するのも、寛大な心を持つ皆さんのおかげであると再確認だ。グラシアス!