2022-01-01から1年間の記事一覧

「生きるのって難しい」 一緒に飲んでた友達がそう言ってた。 「みんなそう思ってるよ」 俺は自分で、どの口が言ってるんだ、と返事をしながら少し恥ずかしくなった。 真面目に生きているわけではない。 かといってデタラメじゃないかと言われたらそうかもし…

チキチキ!うんこイキすぎ千本ノック!

何を隠そう、このジュンペイという単細胞生物は、食ったらすぐにうんこに行きたくなる、いわゆる"胃下垂"という奴だ。 それも不思議なもので、今さっき食った量の明らかに2倍くらいは出てくる。 どこにそんなにうんこストックしていたのかわからないのがジュ…

我、一塊の肉塊なり

風が冷たい。 季節が寒いわけじゃない。 ただなんとなく頬を殴りつける風に優しさは微塵も感じられないくらい疲弊していた。 とぼとぼ歩いていく道は、帰る道のはず、確かに俺は帰路に着いたと思っていたのに。 水銀の街灯がチカチカと目障りに点滅していた…

気持ちのいいまま寝たい

なんて事はない、ただの駄文だ。 ここ最近、ドラマチックが多過ぎる。 いい仲間に出会い、上質な会話をして、最高な1日を過ごす。 もちろん人それぞれ最高の基準は違うだろうし、側からみればとても些細な事かもしれない。 朝起きて、コーヒー飲んで、ぼんや…

「お前もかよ…」

ここ数日の記憶が途切れ途切れで、曖昧な記憶達を手繰り寄せるように思い出して脳味噌のパズルをなんとか完成させてる。 いよいよどん詰まりだと思えば誰かが手を差し伸べてくれる。 差し伸べられた手に縋る思いでぶら下がって、フワフワとバタ脚を繰り返す…

「あ、流れ星」

登場人物 【俺】つまりは俺、ウルトラでスーパーな男 【アイツ】エロくてニクい、いい仲間 【あの子】エロくてエロい、いい仲間 この物語はフィクションです。 この内容は必然な偶然なだけであって実際とは一切の関係はございません。 「先っちょだけ!お願…

よう、そこのデブ

「だからあ、ステージの上でだらしのねえ身体してる奴が偉そうにMCしてんのが気に入らねえの、てめえの身体のメンテナンスもできねえ奴が何を人様の前で偉そうな事言ってんの?そんなん説得力のカケラもねえじゃんねぇ!」 そう豪語して、間髪入れずに俺はL…

傴僂(せむし)

ポケットに手を突っ込んで。 好きでも嫌いでもないジャンルの音楽をシャッフルで聴きながら、感情を紛らわせてみたりする。 やたら10円玉の貯まる街だなこのやろーと悪態をつきたいところであったが、Suicaを持ってない自分が「郷に入っては郷に従う、ってあ…

だせえなって思った。

「流行りに乗らないのがかっこいいと思ってるじゃん笑」 アイツに言われた。 コイツの価値観だせえなって思った。 俺も言ってやった。 「流行りに乗れるなら乗った方がいいじゃん、ラクだし」 ビール飲み干してそそくさと店出た。 アイツは俺の事と思われる…

朝帰りラプソディー

「痛い」 「んー、好きに噛んでいいって言ったじゃん」 「いい、噛んで欲しい」 「かみかみ」 「痛い」 「ん、痛いんならよすよ」 「いいの、噛んで」 「かみかみ」 「痛い」 「かみかみ」 「んー、痛いー」 「かみかみ、かみかみ」 「いーーーたーーーいー…

愛のぬけがら

猫がいない家に、多すぎないくらいの家具と大き過ぎるファミリー用のテーブル、そして金のなさ過ぎる男が1人。 猫どもが我が家から居なくなってちょうど1週間が過ぎた。 洗濯物の山からTシャツを引っ張り出すと、猫どもが脱ぎ落とした抜け毛が絡み付いてる。…

フェリー、それはとても怖い

【業務内容】 ・親の引っ越しの手伝い 【運転手・交通手段】 ・運転手 俺 ・交通手段 赤いパンクロックオデッセイ 【積載物】 ・母親 ・猫2匹 ・母親の荷物 【目的地】 ガッデム鹿児島 【ルート】 高崎から陸路で大阪の南港でフェリーに乗り、明日朝、鹿児島…

世捨て人のセレナーデ

ちょっとだけ風が冷たくなってきた。 駆け抜けられなかった夏の残り香が、曇った夜空に飲まれて溶けていく。 俺は嘘みたいに静かな、寝静まった高崎駅のベンチに横になり、タバコを吸いながら世間を煙たがる毎日に嫌気がさしていた頃だった。 寝返りもできな…

リアルが欲しい!!

リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲しい!! リアルが欲…

クローラー

「腹が減ってる気がする、けど腹が減ってるほうが色々集中できる気がする」 地べたを這いずり回りながらはや幾星霜。 行く現場出る現場、演者関係者お客さん、変わらない景色がドミノ倒しのように永遠に続いてるような気がする毎日。 倒して、また倒して、疲…

続きは夢の中で

昨日見た夢に、久しぶりに君が出てきたよ。 お陰で今日一日中寝不足気味だった。 今回で何回目? まあ何回でもいいよ、タイタニックを超える超大作じゃないか、いつでも観たいもんさ。 車の助手席、楽屋、どこかの部屋。 ぼんやり覚えてるのはいつも君は歌唄…

セミ

死にかけのセミに蟻が群がっている。 夏がゆっくりと確実に終わりに差し掛かってきた。 空が少しずつ高くなり、陽の入りが早くなる。 公園のベンチに腰掛けて、缶コーヒーと笹かまを齧りながら、いつのまにか腕に登ってきた蟻を、潰してしまわないように払い…

グルングルングルン

果てしなく白に近い、真っ白ではない天井には、業務用のファンが音もなく回っている。 深夜の街角、街の寝息が聞こえてくる時間帯でも、ここの前だけはいつも明るかった。 24Hコインランドリーの中は閑散としていて、数分、数時間、誰のか分からない置き忘れ…

紫色の朝

朝が好き。 7時とか8時とかの朝じゃなくて。 4時とか5時、そのくらいの朝。早朝。 行く道か帰る道か、トラックが走ってる。 行く時間か帰る時間か、鳥がとんでる。 朝なのか夕方なのか、6:00の表記のデジタル時計。 進みたいのか帰りたいのか、高速道路を走…

老い先短し急げよ年寄

平成生まれのふたりが平成生まれの軽に乗り、昭和生まれの沢田研二のヒットソングメドレーを聴きながら、前橋市内の飲食店の看板にツッコミを入れていた。 「550円?何がだよ!」 「色合い気持ち悪いな!」 「死んじゃえよ!」 「物売るってレベルじゃねぇぞ…

STAY GOLD

高崎トラスト55 アコースティック弾き語り。 久しぶりに若い子と一緒の現場だった。 19歳〜22.23歳と未来に希望しかない有望なロックスター達。 初ライブのバンドもいてとても懐かしい気持ちになった。 19歳の頃は何やってたっけねえ、シコり狂って大好きな…

始めました

ブログなるものを解説してみました。 バンドマンのジュンペイです。 アイツからすればカスだし。 あの子からすれば友達だし。 アイツらからしたら家族だし。 あなたからすれば俺は誰だい? ジュンペイの別になんて事ない駄文を つらつらと書きながら書き殴る…