死にかけのセミに蟻が群がっている。
夏がゆっくりと確実に終わりに差し掛かってきた。
空が少しずつ高くなり、陽の入りが早くなる。
公園のベンチに腰掛けて、缶コーヒーと笹かまを齧りながら、いつのまにか腕に登ってきた蟻を、潰してしまわないように払い落とした。
遠くで子供達が遊んでいる。
とても無邪気に遊んでいる。
悪い事なんかなんにも無いくらい。
今はとにかく遊んだ方がいい、遊んで遊んで、そして真っ直ぐに大人になればいい。
君達は創造力の塊なんだから。
選択肢なんか少ない方がいいぜ。
そういえば昨日ふと思い出した事があった。
きっと何かで読んだんだろうしなんで思い出したのかもわからないけれど、きっと何か意味があって思い出したのだと思いたい。
「人間、逃げる時は一番エネルギーを使う」
らしい。
確かにそうかもしれないと思った。
人間の奥底の潜在意識の中に、平和ボケした野生がまだ眠っているのかもしれない。
逃げたんなら、また体制立て直して立ち向かえばいい、元来人間なんてそれの繰り返しだろう。
間違えて、間違えて、間違えて。
そしてそのたびにまた前を向ける。
反省は猿にもできるけど、後悔は人間しかしない、言わば贅沢品だと思う。
なんて事ない駄文だよ。
死にかけのセミが、蟻が群がっている隙間から、細い足を動かしている。
まだ生きてるじゃないか、俺たちも一緒さ。
生きてる者から生をもらう。
血と血の通った、生き物だもんな。
今年の夏も、あっという間に終わっちまうんだな。
あ!8/26はジュンペイのウルトラ誕生日だ!
覚えててくれよな!
プレゼントは年中無休受け付けてるぞ!
ヴィヴィアンの、ゴツい指輪が欲しいかな😊
ゆっくりしていきなよ、そんな焦るなって!
んじゃ!ノシ